中井学のドライバー講座(5)飛距離UP編「脱力スイングで飛ばせ!」
【中井学の5分でわかるドライバー講座・飛距離UP編】
~脱力スイングで飛ばせ~
中井学:今回からは、飛距離アップについて色々と探ってみたいと思います。
今日のテーマは「脱力スイングで飛ばす!」
うん、うん、うん、うん・・・・
板倉由姫乃:うふふふふ・・・!
中井:という訳で、まあ「軽く振った方が飛ぶよ!」というアドバイスはよくあると思うんですけれども、その軽くと言うのは結局何を意味するのか?
腕って言うところが一番多いと思うんですよね。
板倉:はい。
中井:で、実は腕を使ってアークが大きい方が飛ぶと言う事で、腕を使って、大きく振って大きく飛ばそうとする。
でも実際には、そんなに飛んで行かないです。
そういうところで、じゃあドライバーとかフェアウェイウッドとか、実際には結構飛ばすクラブというか、飛んでしまうクラブ。
なんか勝手に飛んじゃうクラブって言うところで、そんなに目くじら立てて大きく振ろう振ろうとしなくても、実はチョロイんだというところ・・・
板倉:え~、本当ですか?
中井:ハイ! そこをまずちょっと見て頂きたいと思います。
【実践】
板倉:では、早速打っていただきます。
お願いします。
中井:はい、ではここで、少しアプローチというイメージで・・・。
だいたいサンドウエッジ、僕は60度のサンドウエッジを持っているんですけれども、そのサンドウエッジでだいたい40ヤードぐらい飛ばす目安で、ちょっと一回ドライバーを打って見ます。
行きます、もうスタンスもアプローチのような感じで、このまま!
(実打)
こんな感じです。
実際もう200ヤード以上・・・
板倉:そうですね。
中井:ハイ!
あのバンカーまで220ヤードぐらいありますから・・・
板倉:そんな簡単に、あそこまで行っちゃうもんなんですね。
中井:行っちゃうんですよ、そうなんです。
ですから、観て頂いても分かるように、こう大きく大きく振ろうと言うのは、実はそんなに飛距離に影響しない。
板倉:え~~~!
中井:今ぐらいのコンパクトな動きでも、身体の近くを腕とクラブが、まあ近くを通ると言うよりは、むしろ一体化させてクルッと回っている方が実際は球は捕まるし、飛ぶし・・・。
板倉:へえー、良いことずくめですね。
中井:そうなんですよ、はい。
じゃ、ちょっと一回トライしてみて頂けますか?
板倉:はい、やってみます。
いや、またなんか難しそうですね。
中井:いや、全然いいんですよ。
うん、難しいと感じるのは、失敗しちゃいけないと思うから難しくなる訳で。
板倉:そっか!
中井:もう失敗はOKです、はい。
もう普通に自分の中で、例えば、じゃサンドウエッジでだいたいどれくらい打ちますか?
こう半分くらいで。
板倉:30~40・・・
中井:その40打つぐらい、サンドウエッジで40打ってる時のスイングの感覚で打って見て下さい。
スイングの幅はそれで良いです。
ドライバーだと思わないで。
板倉:これくらいでいいんですか?
中井:ああ、全然! もうご自身のイメージと飛距離で打って見て下さい。
板倉:は~い。
中井:腕のゆとりも下半身のゆとりも、全てアプローチのような感じでいいです。
スタンスもアプローチを打っている時のようなスタンスでいいです、はい。
板倉:ええ~???
中井:全然いいですよ!
板倉:やってみます。
中井:はい。
(板倉、実打)
中井:ほら!
どうですか?
板倉:結構行きますね!
中井:行きますよね!
だから決して別に半分以下にしようと、距離を抑えて打とうとは思って無いわけです。
板倉:はい。
中井:なんだけど、それだけクラブの、特にドライバーの長さだとか、そういった反発力だとか、そう言ったところに任せてあげれば実はボールって意外と飛んで行く。
板倉:そうですね、打感も凄く良かった。
中井:いいですよね、しっかりボールを押せてる感じでますよね。
っていう事は、これで結局何をしてるかっていうと、別にスイングを意図的に小さくしようとしてる訳では無く、単にアプローチのように打とう・・・
で、あとはクラブの力がボールに向かって行く、ただその意識だけ。
と言う事は、今までよりも芯にあたる確率も良くなるし。
板倉:そうですね。
中井:振り幅もそんなに大きくないので、それだけクラブも緩やかな軌道を描いてくれる。
板倉:へえ~~~!
中井:うん。
板倉:凄い簡単ですね。
中井:そうなんです。
あとは、そこから腕を力を入れて振ろうとせずに、身体の回転する大きさ、スピードを増やして頂く事によって、あれがどんどんどんどん伸びていく訳ですよね。
板倉:え~~~、いいですね!
中井:ええ、だからウエッジで普通にフルショットして行くような40ヤードから50ヤード、60ヤードと言う風に伸びていくのと同じように、ドライバーもあそこから220、230、240と言う風に伸びて行きますので。
板倉:わ~、いいな!
中井:そうなんです、そう考えると今腕の動きとか、あんまり気になさらなかったですよね?
板倉:はい。
中井:それぐらいのイメージでまず、こうやってアプローチをするイメージから、ぜひドライバーを練習してみて下さい。
ハイ!