ゴルフスイングの正しい体の捻転とは? バックスイング、ダウンスイング のコツ【講師 竹内雄一郎氏】
正しい体の捻転とは バックスイング、ダウンスイング のコツ
PGAティーチングプロ 竹内雄一郎氏:皆さん、こんにちは。
本日は、バックスイングでの体の捻転について説明をして行きます。
また、ダウンスイングでも体の捻れを作って、しっかりとフォローを振って行くと安定したショット、また飛距離と言うのが伸びて行きます。
どのように上体を捻転して、ダウンスイングで体の捻転を作って行くのか?どのようにして開放して行くのか?というのを説明して行きます。
それではまず、バックスイングの動きを見て行きます。
バックスイングをスーッと上げて行きますが、このような腕が肩のラインまで上げたバックスイングの形を作った時に、腰のラインは約30度捻ったライン、肩のラインは約60度捻ったラインです。
このように、上体と下半身に捻れが作られています。
下半身が30度回っているので、下半身から見た上体と言うのは60度程度捻転していく形になります。
このように、しっかりと下半身と上体との捻転差を作って、バックスイングを作る必要があります。
ここで、バックスイングの捻転が無い下半身が回り過ぎしまっているトップと言うのは、ダウンスイングで下半身の回転の遅れが生じて、上体が突っ込んだスイングになってしまいます。
しっかりと、まずはバックスイングの上体の捻転を作ります。
下半身が30度、上体が60度回って90度の捻転になってきます。
この形から、この捻転差をキープしたまま下半身を動かして行きます。
このダウンスイングで、クラブが正面に来た時に体も正面を向いていますが、この時に、下半身はもう開いています。
悪い例、または左肘が抜けたりとか手打ちになってしまう方は、この時に下半身は正面を向いたままの形になってしまいます。
このインパクトではなく、下半身は先行して開いている形を作っているインパクトが正しい形になります。
このまま、下半身はずうっと回って行きます。
グーッと回って、それを肩が追って行くような形で振られて行きます。
このフォローのポジションからは、ヘッドの重さで体がグッと捻転されますので、肩がさらに捻転し下半身の捻転に肩の回転が追い越す形のフィニッシュになってきます。
もう一度行きます。
バックスイングは、上体が捻られます。
この上体が捻れている感覚をキープして下半身を動かします。
インパクトで体の面は正面を向くような形、下半身は開いている形を作ります。
この捻れ差が多いと、ヘッドスピードも上げる事が可能になってきます。
インパクトから、ヘッドの重さでフォローが振られます。
ここで初めて下半身と肩の捻転差が無くなり、そのまま肩がさらに捻転をし腰の回転に追いつき、肩が90度以上回っていきます。
このような形で振ると、手打ちになったり、インパクトで詰まった形が無くなります。
それでは一度、今のイメージを踏まえてスイングをしてみて下さい。
バックスイングでは、下半身を止めてしまうイメージで上体をグーッと捻転して下さい。
ここから、ダウンスイングは下半身を動かすイメージで、体が開いて行かないように意識をしながらダウンスイングを開始します。
そのまま、あとは振り切って行く!
この形をしっかりと覚えて、練習を進めて下さい。
以上で終わります。
今回のポイント
・バックスイングでは、腰は30度、肩は腰からさらに60度程度捻転する。
・ダウンスイングでは、腰の捻転を先行して戻し肩が付いて行くようなイメージで。
・インパクトでは腰は開くが、体は正面
・インパクト後は、腰と肩の捻転が解けてヘッドの重さで自然にフォローからフィニッシュに向けて、肩が腰を追い越す形で捻転していく