トップは出前持ちにしない! 坂本龍楠 逆説のゴルフ【その7】
逆説のゴルフ【その7】トップは出前持ちにしない。
ティーチングプロ坂本龍楠氏:トップオブスイングについてです。
トップですね、クラブが一番上まで行った時の形についてです。
これはですね、よくある出前持ち!
手を上に向けて、出前持ちのような形と言うのがありますが、普通にこの出前持ちの形をやって頂ければ分かるのですが、まず手首が痛いですし、さらに肩甲骨の裏の筋に結構な負担が掛かります。
で、更に出前持ちの体制で前傾して頂くと、更に後ろに掛かったような状態になって、これにクラブが乗かっているという事はクラブが後ろ側にあって、ヘッドの重みがさらに加わりますので右手はかなり重く感じてしまいます。
右手が出前持ちの状態で左手も添えると、左腕が凄く伸びてストレッチされたギリギリの状態のところで持ったような形になりますので、体としてはかなり苦しい状態になって結構キツイです。
ですから、これで上手く行っていない人は、逆にこの出前持ちのような状態を改善して頂く!
そのためにはまず何をするかと言うと、出前持ちの形と言うのは右の肘が身体にピッタリとくっついて絞っているような状態で手を上に向けているような状態になっていますので、脇を軽く体から外してもらえれば出前持ちのような状態と言うのは解消されます。
バックスイングで上げて行ったら、肘はあまり体にくっつけないで脇を開けておくという事が大事になります。
そうすると、クラブと言うのは垂直に立てるバックスイングがやりやすくなりますので、あまり脇は締めずにそのままトップに移って頂く!
そうすることでクラブも立って、重さが右(後ろ)に逃げませんので、肩甲骨もそんなに辛い思いをせずに振り下ろすことができますので・・・。
力んじゃいけないと言っても、出前持ち状態でクラブヘッドが後ろにあると、どうしても腕に重さが掛かりますので力まざるを得ません。
ですから、トップは出前持ちにせずに脇を軽く開けて、楽にした状態で打って頂ければ、楽にダウンスイングに入って頂くことができると思います。
ぜひ、試してみて下さい。