アプローチショット(1)ランニングアプローチの打ち方【長岡プロのゴルフレッスン】
2016/05/15
【長岡プロのゴルフレッスン】アプローチショット①ランニングアプローチの打ち方
長岡プロ:アプローチショットと言っても、いくつか種類があります。
そのうちの一つ、ランニングアプローチというショットの打ち方の説明をしたいと思います。
ランニングアプローチを使う状況は、バンカー越えもしくはボールを上げる状況ではない比較的に転がしていける状況の時に使うと、結果的にピンに寄る確率が高くなります。
アプローチと言っても球をフワッと柔らかく上げて、キャリーをある程度出して止めるショットよりも、パターの次に考えられるのはアプローチウエッジもしくはピッチングウエッジ、9番アイアンなどで低く転がして、パターのようにラインを出して寄せていくというショットの事を言います。
で、簡単に打ち方を説明したいと思います。
イメージ的には、ランニングアプローチと言っても、5ヤード・10ヤード・15ヤード・20ヤードと色々な距離がありますが、あまりキャリーをさせずにその後転がして寄せていく形です。
なので、スタンスの幅を大きくとる必要はありませんので、狭くとります。
基本的にアプローチはフィーリングを出して打ちますので、左足のつま先を右足より少し後ろに引いて構いません。
ただ、あまりにつま先の向きを正面ではなくて目標方向、時計で言うと11時・10時の方に向けるのではなくて、殆どスクエアな感じでただ左足を若干引いてやるという程度でかまいません。
そして、両膝を少し「く」の字に目標側にちょっと寄せます。
ボールの位置ですが、番手だったりランニングアプローチと言っても柔らかく打つ時などは真ん中。
ボールをピュッと強く打ち出して、ランを多めに出すときは右足寄りにボールを置いたりします。
ここでは、どちらかというと右足寄り側にボールを置いたショットでやってみたいと思います。
グリップを握る場所は左足の付け根の前で構えますから、シャフトが少し左に傾く形になります。
その時に、クラブのフェイスを開かないように、真っ直ぐ向けた状態でグリップエンドを左側に持ってきます。
アプローチウエッジでロフトが立つような形になります。
グリップした時に、右腕とクラブでできる「く」の字の角度を変えないように振るというのが、アプローチショットの基本となります。
そして、ここから無理にコックを使ったりせずに、パターを振るように低く引いて低く打ち出すイメージです。
体重の掛け方としては、左足6:右足4もしくは左足7:右足3という感じで、左足に多めに体重を乗せておきます。
この時の肩の高さは、平行もしくは左肩が下がるぐらいのイメージを持って構えます。
球を上げようとする格好でランニングアプローチを打とうとすると、イメージと構えている格好が合っていないので、ダフったりトップするミスをしやすいですから、左肩を下げた状態で構えます。
そして、左足ウエイト!
かなりハンドファーストに構えているように感じると思いますが、この状態で低く引いて手首の角度を変えないように打ちます。
打った後もフェイスを反さないように気をつけましょう。
真っ直ぐ後方に引いて、インパクトで打ち込もうとするわけではなく、はらうようなイメージで手首の角度を変えずに、ここでストップです。
後方から見たときに、インサイドにクラブを引かないように、なるべく真っ直ぐ後方に引くようなイメージを持ちましょう。
どちらかと言うと、インサイドに入ってしまうよりは真っ直ぐもしくは若干外めに上げるぐらいのつもりがあると、よりクラブのヘッドが上から入ってくるので、ミスが減ると思います。
そういう形で、なるべく転がせるような状況の時には転がして寄せていくという選択をまず一番に考える事が大事だと思います。