アプローチ(8)高い球で攻める【中井学ゴルフレッスン】
2016/01/28
ゴルフの考え方ががらりと変わる、上達の為の基礎知識!
スイングイメージ大転換!中井学のフラれるゴルフ ― アプローチ編 ―
【中井学ゴルフレッスン】アプローチ(8)高い球で攻める
中井学:グリーン周りの状況別アプローチ法!
今度は、ボールを上げなければいけないシチュエーションです。
で、今ここにあるのはピンまで30ヤードの地点です。
で、ここに大きな谷があります。
ですから、谷を転がし上げてピンまで飛ばすと言うのは、非常に難しい。
できる限りキャリーを使って、ピンまで打って行きたいという状況です。
【Lesson 8】状況別アプローチ ―高い球で攻めるー
このように必ずボールをグリーンまでキャリーで打って行く場合は、やはりサンドウェッジを使って頂いて決して悪くはないのですが、ここでは敢えてピッチングウエッジを使いたいと思います。
なぜ、そこまでピッチングウエッジにこだわっているのか?
もちろん、距離感がしっかり取れているということで、距離感を育成するのがやさしいというところもあるのですが、それ以上に、このように芝が少し薄くて硬い場合と言うのはバウンスが多いサンドウェッジを使ってしまうと、跳ねてしまう可能性があるのです。
そのために、ダフったりチャックリしたりと言うミスが多く出てしまいます。
ですので、そのバウンス角が薄いピッチングウエッジを敢えて使って、ボールをクリーンに打って行きたい。
じゃ、ピッチングウエッジでどのように、あのピン位置にボールを止めることができるか!
もう、ほとんど打ち方は変える必要がありません。
セットアップは、通常の平坦な位置からアプローチをするときの構え方で結構です。
このまま構えて下さい。
そして、ここから一工夫。
まずは、このややハンドファーストにしている手のポジション。
これを、完全にこのようにシャフトが地面に対して真っ直ぐになるように垂直に戻してあげて下さい。
そうすると、手元の位置が中に入ります。
で、中に入った分少しボールの位置とスタンスの位置を調整して頂いて、自然に左足カカトの線上ぐらいにボールが来ていただけるとOKです。
あとはこのまま打つ訳なのですが、実はここでボールを思いっきりすくって頂きたいのです。
このすくい方というのが、体を使ってすくってしまう動作はNGです。
ですが、リリースの段階ですくうようなイメージで打つのは、決して間違いではありません。
どうするか!
この、ハンドファーストを止めたこの角度を維持したままで、バックスイングをして行きます。
で、このまま今度はダウンスイングにして行くのですが、ここでまずインパクトがさっきのように線上になります。
ハンドファーストが消えている状態・・・。
で、そこから、バウンスを単純にボールの下にくぐらせるように・・・。
ですから、ちょっと手前から滑らせて行くような・・・。
ですから、ちょっとバンカーのようなイメージで、スッと・・・。
で、打った後はこのままフェイスの面がこのように返らないように、右手がず~っと左手よりも下にあるイメージで打ち抜いて行きます。
イメージは、右手がず~っと下にある状態!
ですから、フェイスの面がこのようにポン!と上に向き上がって行くようなイメージ!
このイメージだけで良いです。
そうすると、サンドウェッジで強く打つよりも、球がゆっくりと飛んで行きます。
では、やってみます。
まずは、セットアップのハンドファーストを消す、その分だけボールが少し左足寄りになる、後はこのままこの角度を維持した状態でバックスイングして・・・(ショット)
こんな感じです!
フォローで、少しこのように右手がグリップから離れるような角度になっても構いません。
積極的に、このようにボールをすくってあげて下さい。