アプローチ(6)左足上がり【中井学ゴルフレッスン】
2016/01/24
ゴルフの考え方ががらりと変わる、上達の為の基礎知識!
スイングイメージ大転換!中井学のフラれるゴルフ ― アプローチ編 ―
【中井学ゴルフレッスン】アプローチ(6)左足上がり
中井学:グリーン周りの状況別アプローチ法!今度は左足上がりにやってきました。
非常に強い傾斜です。
ここでのポイントは、2つの打ち方を用いる事です。
で、何によってその打ち方を変えて行くか?
答えは、ピンの位置なのです。
今、グリーンエッジからだいたい5ヤード。
ピンはここから15ヤード以上向こうにあるのですが、このようにピンがエッジから離れている場合と近い場合、この距離の差だけでこれからご説明する2つの打ち方を打ち分けて下さい。
【Lesson 6】状況別アプローチ -左足上がりー
まずは、このようにピンがグリーンエッジから遠い場合。
この場合は、足をある程度使ってランニングアプローチで攻めて行きたいのです。
じゃあ、それに対してどうするか?
まず、通常これだけ左足上がりがキツイと、通常に打った時のクラブのロフトもかなり増えてしまいます。
ですので、この角度に沿って上にポ~ンと上がってしまいます。
その結果、平坦なところでのバックスイングでは、キャリーが届きません。
なので、「振り幅を大きくすれば良いじゃないか!」という風に感じるのですが、この目で感じる見た景色と、実際にそれを平行に振り幅を大きくしていくと言うのは、かなり高等な技術なのです。
非常に難しい!
では、その距離のある分、球を少し強めに打ち出して足を多く使う!
ですから、転がしを多く使うと言う形でイメージします。
じゃ、その場合はどうすれば良いか?
まず、セットアップを鉛直、重力に対して真っ直ぐバランスが取れるようにして下さい。
ですから、この場合は左足が高い訳ですから、当然左の膝が曲がって右の足と調節をします。
ですから、結果的にこのように左が高いですから、左ひざが少し多めに曲がっています。
右膝が少し伸びています。
この状態のままで打つと、左の膝がじゃまですから、膝が目標に対して平行になるように、少し左足を後ろに下げて下さい。
あとはこのまま真っ直ぐに打とうとすると、クラブはこのように地面に突き刺さってしまいます。
ですから、地面に突き刺さらないようにするにはどうしたら良いのか?
そう考えた時に簡単なのが、傾斜なりに振ると言う事なのです。
ですからこの場合はクラブをインサイドに入れて、そのまま目標よりもアウトサイド方向にヘッドをポ~ンと押し出してあげる形・・・!
このイメージで振って頂くと、このように回転の円が少しズレますので、結果的に傾斜に対してぶつかる事は無くなります。
目標よりも、この場合は1ピン右方向にインサイドアウトに振って行く・・・。
この時のポイントは、フェイスの面をこのようにインサイドに上げた時に開かずに、必ず少し閉じた状態。
アドレスの時のフェイスの面を変えないで、インサイドに振って行きます。
そのままヘッドをアウトサイドに出していく。
手元をアウトサイドに出さないようにして下さい。
そうすると、このようにヘッドが浮いてしまいます。
では、やってみます。
このままで・・・(ショット)
こうすれば、クラブに傾斜がケンカすることなく、きれいに抜けて足の出るランニングアプローチができます。
今度は、ピンがエッジのすぐ横に切られている場合。
この場合は、球をある程度高く上げて、ゆっくり止めたいものです。
この場合は簡単です!
先ほど転がす時は、重力に対して真っ直ぐに立つ!
それに対して、今度はこの傾斜に対して平行に立つ、これだけで良いのです。
ですから、なかなかこれだけ傾斜が強いと、狭いスタンスではバランスが取れません。
ですのでスタンスを広げて、できる限り傾斜に対して平行に立って下さい。
後はこのまま、同じように胸を左右に向けて振るだけ。
ではやってみます。(ショット)
このように軽くボールが上がって、球の重さでピタッと止まるアプローチが打てます。