アプローチ(5)つま先上がり【中井学ゴルフレッスン】
2016/01/24
ゴルフの考え方ががらりと変わる、上達の為の基礎知識!
スイングイメージ大転換!中井学のフラれるゴルフ ― アプローチ編 ―
【中井学ゴルフレッスン】アプローチ(5)つま先上がり
中井学:グリーン周り状況別の打ち方、今度はつま先上がりにやって来ました。
状況は、ピンからエッジまでが7ヤード、そしてエッジからこのボールの位置までが14ヤード、合わせて21ヤードの距離です。
【Lesson 5】状況別アプローチ -つま先上がりー
グリーン周り状況別の打ち方、今度はつま先上がりにやって来ました。
で、これだけ前が上がっていますので、実際にはまずクラブが地面に突っかからないようにする、皆さんそこは考えようとする訳です。
【つま先上がりで多いミス】>>>ザックリ!
そこで何をするかと言うと、だいたいクラブを少し短めに握って、この高さに対して合わせて行くと言う風な工夫をされます。
で、これは正解です、間違ってはいません。
ただ、実はこれだけでは少し不十分なのです。
何故か?
クラブと言うのは、このように前が上がっている状態の位置に対して、セットアップすればするほどロフトの角度がどんどんと左を向きます。
このようにクラブを上げて行けば行くほど、フェイスは左を向く訳です。
ですから、前上がりは基本的に左に飛びやすいと言った傾向が出てきます。
なので、短く持ってそれを緩和させようとするのですが、短く持ってもまだこの場合は小さいストロークで打ちますので、結果的に引っかかってしまって、グリーンに乗らずにもっと難しいアプローチを残してしまう可能性があります。
じゃあ、どうすれば良いのか?
もちろん引っ掛かる分だけフェイスを開けば良いとおっしゃる方も多いですし、実はそれも一つにはあるのですが、なかなかそれだと難しいし、基準が曖昧なのでここはひとつ簡単な方法で行きたいと思います。
何をするかと言うと、いつも構えている通常通りのアドレス、そして右足を少し前に持ってきて狭めて下さい。
で、この位置からまずは通常シャフト何本分かハンドファーストの状態を作ってらっしゃると思うのですが、それをやめて下さい。
完全にシャフトが地面とほぼ垂直になる位置まで、グリップを戻してあげて下さい。
通常は、左ももの前でグリップをしていました。
それを、真っ直ぐにします。
と言う事は、グリップはこの位置に来ます。
で、ここからどうするのか?
このままで、このスタンスをボールを中心として、時計と反対回りにボールに対して回り込んでいくようなイメージ。
ですので、自然に体とスタンスが少し目標方向よりもオープンになります。
まず、この状況を作って下さい。
後はこのまま、この開いたつま先の方向に向かって、クラブを真っ直ぐに動かして頂きたいのです。
この場合、スタンスに沿って振りますので、若干アウトサイドインの軌道のイメージになります。
ですから、斜めに振るような形にはなるのですが、もうこれだけで結構です。
グリップエンドを動かした、体がオープンになっている、これだけで実はスタンスに沿ったアウトサイドインのスイング軌道になります。
後は、胸を左右に動かすだけ、これだけで良いです。
では、打ってみます。
まずは、通常のセットよりもシャフトの角度を真っ直ぐに、そしてボールに対して時計と反対回りに多少回り込む。
自然と開いた形をそのまま固定して、後は胸を左右に動かすだけ。
(ショット)
このように打って頂くことによって、引っかからずにそのままピン方向に真っ直ぐ飛んで行きます。