スイング(8)ボールの位置【中井学ゴルフレッスン】
2016/01/11
ゴルフの考え方ががらりと変わる、上達の為の基礎知識!
スイングイメージ大転換!中井学のフラれるゴルフ ― 基礎編 ―
【中井学ゴルフレッスン】スイング(8)ボールの位置
中井学:ゴルフというものは体の回転でクラブを振る事を覚えてしまうと、そんなに難しいものではなくなります。
ただ単純に常に同じところにクラブが下りてきて、常に同じところにボールがあれば、振ったら勝手に当たる!この状態を作ってしまえば、ゴルフは非常に簡単になります。
では、この振ったら勝手に当たるという状態を作るためには、ボールの位置がとても重要になって来るのです。
【Lesson8】振ったら当たるボールの位置
では、振ったら勝手に当たるボールの位置というのはどういう事なのか?
以前、ドライバーでこのようにボールを転がすようなイメージで振ると、実際のスイングが良くなってきますよという風にお伝えしました。
「でもその状態で振っていると、ボールは上がらないじゃないか!」とおっしゃる方が多いのです。
で、実はそのスイングをしてもボールは上がって行きます。
クラブというのは体の回転によって打たれています。
と言う事は、この円のどの軌道のところにボールがあるのか?と言う事をイメージして頂ければ実際は良い訳です。
どういう事なのか?
クラブが、実際にこのように転がすような動きをしてきて、必ずボトム(最下点)があります。
その最下点を過ぎた瞬間から、今度はクラブが上昇していきます。
その上昇した瞬間にインパクトが出来れば、打ち出し角が高くなってボールは上がって行くのです。
と言う事は、そのスイングをある程度覚えて来ると、ボールの位置を変化させて、クラブが勝手にレベルもしくはアッパーに当たるところにボールを置いてしまえば勝手に打ち出しが高くなって、同じスイングをしているのにボールを上げる事が出来るようになるのです。
【Drill】正しいボールの位置 ― ドライバー編 ―
じゃ、そのボールのポジションはどこか?
昔は左足のカカト線上にあるという風に言われていました。
左カカト線上に合わせてスイングをすることで、結果的にその位置にクラブがやって来ると言う事だったのですが、
この理論が言われていた時代というのは、パーシモンヘッドというヘッドが今の5番ウッドぐらいの大きさで、長さも5番ウッドぐらいの長さだった訳です、43インチ前後。
ですので、この左カカト線上で十分にフィットしたのですけれども、今はクラブの長さも45インチが標準になっています。
と言う事は、その分だけスタンスが広くなりました。
で、広くなった状態で左カカト線上にボールを持ってくると、クラブが振ったら勝手に当たると言う位置から外れてしまうようになったのです。
そのために、クラブを上体を使って合わせに行かなければならなくなって、結果的にクラブを切ってしまってスライスになってしまう、という方が増えてしまったのです。
で、今のコンビネーションで球を打って行く場合に、どこにボールを置けば勝手に打ち出しが出て行く球が生まれるのか?
というのは実は、この左脇の前にボールがあれば、それが可能になるのです。
【Drill】ドライバーは左脇の前にボールを置く!
ですから、以前はこの左脇と左カカトの線上が一致していました。
長さが短いクラブですから、スタンスをそんなに広くする必要が無かった訳です。
ですから、この2つが合っていたのです。
ですから、左足カカト線上というのは一つの大きなポイントだったのですが、今の感覚で行くとスタンスを広くしてしまいましたから、その分だけこの左脇線上の位置が中に入ってしまいました。
ですので、その分だけ左脇線上に合わせるようにスタンスの位置をずらして頂く必要が出てきました。
で、この左脇の線上にあると、実際に先ほど言ったようなボールを転がして行くイメージのダウンスイングで来ていた。
で、そのまま最下点から少し過ぎたところでインパクトができるようになります。
ですので、勝手に球が飛んでいくという形になります。
【Drill】正しいボールの位置 ― アイアン編 ―
ドライバーは、先ほど申し上げたように左脇線上で良いです。
で、アイアンに関しても左脇線上でも大丈夫ですが、それよりももう少し内側でも構いません。
ですので、イメージとしては御自身の体の中心!
ですから鼻よりも左、で左脇よりも右! この幅の中にボールがあれば、振るだけで勝手に当たると言う位置が必ず見つかります。
特にショートアイアンとかの短いクラブを使っていらっしゃる時に、真ん中よりも右に置いて上からクラブヘッドをぶつけて打つ方も多いのですが、
このようにしてしまうとスイングを壊してしまう大きな要因になってしまいますので、必ずボールは真ん中よりも左!そして左脇よりも右!この幅の中に必ず置くようにして下さい。