スウィングの真相4~クォ―ター理論・傾斜地からのショット「左足下がり」「つま先下がり」~【講師 桑田泉氏】
~傾斜地からのショット 左足下がり・つま先下がり~
金子昇:垂直、ソールをきっちり付けて、左足の付け根、右足に体重を乗っけて・・・
桑田泉プロ:で、その場でボディーターン、手は返さない。
金子:手を返さずにその場でボディーターン!(金子、ショット)
適当!!!
桑田:お~~~、いい! 惜しい・・・、スライスはしている、もう一回!!!
もう一回行きましょう!
だから、常にダフれって、そういうことですよ。
金子:そうか、そうだ、ダフれって言われてた・・・。
桑田:コースに行ったら、直接打ちたいと思うんですから。
だから、練習でダフっておかないといけないんですよ。
どうせ欲でダメになるんですから・・・。
金子:そうだ、ダフれって言われてた。
桑田:そう、どうせ外でお金使うのなら貯金しておかないと、使うものが無いじゃないですか。
金子:垂直、(左)足の付け根、足の付け根、右足に体重・・・
桑田:そうそう。
金子:そのままボディーターン!
桑田:そうそう、傾斜なりですからね!
そう、上げようとしない。
しゃがむ感じ。
(金子、ショット)
ほら~~~!、いいフェード・・・ほらほら・・・
金子:あ~~~、なるほど! これ上がる!!!
桑田:上がるし、止まる球も出るじゃないですか!
金子:ホントだ!
桑田:で、ダフろうとしてちょうど芯なんですよ。
金子:ハイ!
桑田:だって、芯てここについてないのに、ダフったら芯に直接当たるからソールってあるんですよ。
金子:あ~、そうか。
桑田:直接打てって、クラブに直接じゃなくて芯に直接のことですから、そういう事です。
そしたら、良い高い球が打てるじゃないですか。
金子:そうですね。
桑田:オッケー!
だから、一番難しいのでもクォーター理論のドリルになるし、フックもスライスもどっちでも打てます。
金子:ハイ!!!
桑田:簡単です!!!
金子:ハイ!
桑田:よろしいですね!
金子:ハイ!
桑田:ありがとうございます!
(左足下がり、おさらいVTR)
桑田:ハイ、では今度はつま先下がりのフルスイングです。
これも下がり系なんで、右に行きやすいから難しいと言いますよね。
金子:はい。
桑田:はい、ではアプローチのつま先下がりっていうのはあったんですけど、ちょっと打ち方がフルスイングの場合は変わります。
金子:変わりますか?
桑田:はい。
先に変わるって言っちゃってましたけど、自分なりに打ってみて下さい。
金子:分かりました。
桑田:どうぞ!
金子:アプローチの場合はライ角を近くに立つんでしたもんね。
桑田:近くに立って、ボディーターンは飛ばさなくていいからです。
でもそれだったら、これフルスイングじゃないと飛ばないじゃないですか。
振れないじゃないですか。
金子:飛ばないですねぇ・・・。
どうするんだろう???
桑田:どうするんだろう?
金子:つま先下がり、ま、右には飛んでいきますよね!
桑田:そうですね、スライス系ですから。
金子:ライ角を・・・、ボディーターン・・・。
桑田:おお、いい言葉が出てきました。
金子:ボディーターン・・・。
桑田:はい!
金子:どうすんだろう!!!
桑田:ふふふ・・・(笑)
金子:自分なりに打ちます。
桑田:はい。
金子:(ショット)クアアア!!!
桑田:はい、ダフりました。
スライスして行きましたよね。
でも、距離は出ないとかになりますよね?
金子:なります。
桑田:はい。
あの~、ダフり、トップ、スライスになるというのが多いです。
で、体がこう前に行く、左足下がりも前に行くから内周が突っ込んじゃうから振り遅れるからスライスすると思えば良いんです。
金子:は、は、は、なるほど!
桑田:でも、世の中の理論通りに体重移動でボディーターンでハンドファーストでスライスの要素ばかりやっているのに、スライスの要素の傾斜だったらもうトリプルでスライスになっちゃうから・・・。
金子:そうですね。
桑田:そりゃぁ、難しいですよ。
金子:そうですね。
桑田:じゃなくて、相殺すればいいんですよ。
金子:はい。
桑田:え~、アプローチの場合は近くに立ったけど、これじゃフルスイングができないです。
金子:できないですね。
桑田:だから、離れたままでいいです。
金子:はい。
桑田:で、足元よりボールが低いので、足を広げてしゃがみます。
金子:はい、ほおほおほおほお!!!
桑田:で、どういう打ち方をするかです。
え~、クォーター理論のS3の手打ちをやれば良いです。
金子:はい。
桑田:普通に体重移動で下半身リードでインサイドから引き付けろって言うと、高い位置から入ってくるから、ポトンってダフってもう左右に行ってしまうと言う事です。
じゃあ、脚をしゃがんでS3の手打ちをやれば、上から入るし芯が近づくじゃないですか。
金子:はい。
桑田:で、フックの要素ですよねこの理論は。
じゃ、フックの要素に対して、スライスの傾斜だから、相殺して真っ直ぐどころか良いドローが打てるはずです。
金子:へえ~~~!
桑田:だから、クォーター理論ができたら、下がり系は簡単になります。
金子:はい。
桑田:じゃこれは、例えばグリーンの真ん中だとしますよ。
金子:はい。
桑田:目標を向いて、脚を広げてしゃがんで、S3でヨーイドンで手打ちをする!
金子:はい。
桑田:そしたら(桑田、ショット)、こうやってドローになっていきます。
金子:あ~、ホントだ。
桑田:だから、一番簡単な傾斜です。
オッケー、やってみましょう。
金子:ホントだ・・・。
構えて・・・。
桑田:で、今回はつま先上がりとは違って、スタンスを狭めて下さい。
金子:これはスタンスを狭める。
桑田:で、つま先を中に入れて下さい。
そしたら、前に立てないでしょ!
金子:あ~、なるほど。
桑田:今度は逆で、(スタンスを)広げてつま先を広げると、耐えられるんですよ。
金子:あ~、ホントだ。
桑田:ほら、全然違うんですよ。
スタンス幅、つま先の広げ方で全然違います。
金子:そして、そのまま・・・
桑田:手打ち、右側でヨーイドンでハンドバックのひっくり返し。
金子:はい!
桑田:手打ちだけ!
金子:はい。 重心を低くして手打ちだけ・・・
桑田:はい・・・。
(金子、ショット)
桑田:ほら~~~~!!!
金子:あ~~~~、ホントだ!!!!
桑田:上がるしねえ・・・、真っ直ぐじゃないですか。
ナイスオン!
金子:信じらんない。
桑田:だから、足し算・引き算をやれば良いんです、
ゴルフなんて。
金子:うわ~~、凄い簡単になった。
桑田:あとは縦か横かとか・・・で、これはまあ、あれでもねらってところへ打てるし、スライスを打ちたかったら少しボディーターンで回転すればよいだけですからスライスは簡単、普通に打ってもスライスはしますから。
だから、これは要するに僕の理論とは全く逆なので、皆さんが難しいのも絶対簡単になりますから。
金子:そうですね。
桑田:だから、4つの傾斜、この傾斜はこういう球になる、いやこうしようって決めきって打つということを頭に入れれば大丈夫ですから。
金子:はい。
桑田:はい、どうもありがとうございました。
(つま先下がり、おさらいVTR)
金子:桑田プロ、今日はどうもありがとうございました。
桑田:ありがとうございました。
金子:いや~、新しかったですねえ!
桑田:そうですね、だからみんな一緒じゃないので、レベルって必ずあるんですよ。
金子:はい。
桑田:だから、その初級向けが合う人、中級向けが合う人、上級向けが合う人・・・。
だから、今回は上級向けスイングをやりましたけど、言葉的には「手を使わずに下半身でボディーターン」という、聞いていた言葉です。
でも、そうなるための内容のイメージは全く違うんですよ。
金子:そうですね。
桑田:でも、結果ねえ、重~いドローになるわけですから、プロのように僕からしても見えましたから・・・。
金子:凄い!いや、ホントにあんな球を打ちたくてずっと練習しているのに、よくもまあ2球目ぐらいからアレが出たなと思って・・・!
桑田:(笑) だから、僕はいつもプロのように練習量が多いわけじゃないので・・・。
プロは小さい時から練習量が多いのでやっているうちに答えが見つかるんですけど、社会人から始めて練習量が少ないですから、1+1=3と教わって計算ドリルをやればやるほど間違いが身につくので、1+1=2と教わってから計算ドリルをやったほうが絶対に早いと思うんですよ。
金子:そうですね。
桑田:でも、これもまた初級編と一緒で全く違うイメージですから。
金子:はい。
桑田:で、これができて今度はフルスイングの傾斜ですよね?
金子:はい。
桑田:アプローチと似たような部分もあるけど、フルスイングの時は違うような部分もあります。
だから、打つ前にこの傾斜はこうなるからこうしようと言う、打つ前の準備さえすればそんなとんでもない球は出ないですから。
金子:そうですね。
桑田:だから、今度は寄せワンのパーじゃなくて、2打目が乗ればバーディーもある訳ですから。
金子:そうですよ、本当に!
桑田:ねえ、いつも70台じゃないですか。
金子:いやいや、まいっちゃいましたねえ本当に!!!
桑田:まあ、そのぐらいになるようになったら、プライベートで一緒に回ってみましょう。
金子:はい、わかりました。
桑田:はい、じゃ本当に楽しいゴルフをありがとうございました。
金子:こちらこそ、ありがとうございました。
桑田:また、よろしくお願いします。
金子:よろしくお願いします!