ゴルフスイング・パター基本レッスンSTEP1【講師 竹内雄一郎氏】
2016/10/30
パター基本レッスンSTEP1
PGAティーチングプロ 竹内雄一郎氏:パター基本レッスン1。
ステップ1では、まず正しいアドレスと正しいストロークを皆さんに覚えて頂きます。
正しいアドレスは、アイアンと違って上体をリラックスしている状態で構えます。
なので、このように背筋を伸ばそうと思わなくても大丈夫です。
若干猫背にする形を作ってアドレスを作っていきますが、その時にアゴを上げないように気を付けて下さい。
少しアゴを下げるような形で、お腹を丸めるような形を作ってアドレスを取って下さい。
一度、このように手の甲を合わせて下さい。
そして、指先をみぞおちに当てます。
そこから、ぐ~っとみぞおちを押し込むようにして背中を丸く作っていきます。
肩のラインも丸く作っていきます、決して肩を張らないように気をつけて下さい。
このように作ったらアドレスはOKですから、ここでグリップを握ります。
で、ボールのポジションをチェックしなくてはいけないのですが、ボールのポジションは左目の下に置くようにして下さい。
ボールを目の下から落として落下地点に置いても大丈夫ですし、パターを左目の下にぶら下げて地面に着けたポジションにボールを置くという形でも大丈夫です。
アドレスを作った時点で、左目の下にボールを置く。
このような形でアドレスを作って下さい。
グリップの持ち方ですがあまり定型は無いので、真っ直ぐにストロークできそうなグリップを作ってみて下さい。
それでは、別アングルで見て行きます。
手の甲を合わせてみぞおちに当て背中を丸めます、肩の力を抜きアゴを引きます。
左目の下にボールを置いたら、このように構えます。
足の幅は、肩幅程度に開いて下さい。
以上でアドレスを終わります。
続いてパターのストロークを見て行きます。
まず、グリップを作って頂いたら、自分の胸の前でパターが地面と水平になるように構えて下さい。
このように構えたら、フェイス面がジグザグしないように、またフェイス面が開いたり閉じたりしないように、一定のストロークを作るようにして下さい。
フェイス面とヘッドの向きが変わらないように動かします。
この時に気を付けて頂きたいのは、下半身を動かさないという事です。
下半身がこのように回ってしまうと、ストロークが安定しません。
下半身でどっしりとした構えを作り、上半身だけで動かして行きます。
このようにすることで、振子運動の支点ができます。
この支点は首の裏あたりになりますから、首の裏を意識して動かさないようにして、ストロークを鏡の前などでしばらく振ってみて下さい。
その時に、クラブが斜めに動いていたりとかすると、アウトサイドイン・インサイドアウトの軌道になったり、フェイスが開いて閉じるような動きになったりというのが自分で気が付くことができます。
ここで、クラブを水平に動かせるかどうかがポイントになってきます。
このアドレスとストロークができるようになれば、ショートパットは簡単に入れることができるようになります。
先ほどのストロークの動きを、しっかりとできるようにして下さい。
このようにアドレスを取って、左目の下にボールを置いて、胸の前で水平に動かしていたパターを地面に持って行き、同じようにストロークする。
このようにすることで、真っ直ぐにボールは転がっていきます。
以上でステップ1のレッスンを終わります。
アドレスとストロークをしっかりとできるように練習をして下さい。
以上で終わります。
今回のポイント
・アドレスは手の甲を合わせてみぞおちに当て、背中を丸め肩の力を抜きアゴを引く。
・ボールは左目の下に置く。
・ストロークは、グリップしたパターを胸の前で地面と水平に構えて、ヘッドがブレずにきちんと水平に振れるように練習する。